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理想の歯科医療を求めて

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて今回は当院での治療についてご紹介させていただきます。
当院の治療理念は、『正確な検査・診断のもとに根本的な治療を患者さんに提供し、患者さんが生涯美味しく食事ができ、お口の健康を保てるよう手助けをする』というものです。
これを達成することが我々の使命であり、みなさんの幸せにつながればと願って日々診療に励んでおります。

 

患者さんのお口の状態は千差万別で、各個人に合った治療が必要だと考えています。
初診時にはまず問診を行い、患者さんの症状や既往、生活状況などを把握します。そして資料として口腔内のカラー写真と必要に応じて顎全体のレントゲン写真を撮影します。
これらの資料と口腔内の視診、問診の結果をもとに現状をご説明し、虫歯や歯周病などの口腔疾患の病態とその原因について理解していただくように努めています。また歯並びやかみ合わせの状態などによっても様々な症状が起こることがあるため、それらも総合的に診断します。
専門的な言い方をすると「一口腔単位」の診断・治療という概念、つまりお口の中全体を一つの単位と捉え、各個人に最適な治療を施すということです。

 

 

『木を見て森を見ず』ということわざがありますが、歯科治療においても同じことが言えます。あらゆる症状には必ずその原因が存在し、一本の歯だけを診て口腔内全体を診ていないとその症状の真の原因を見落としかねません。
そのため当院では急性症状がない限り、初診時に治療することはほとんどなく、説明をメインに行い、どうすれば問題を根本的に解決できるのかを知っていただくようにしているのです。
そして治療前にはカウンセリングの時間を設け、治療計画を立案し同意していただいてから、治療計画に沿って治療を進めていく形を取っております。保険診療と自費診療の選択もあるため、両方のメリット・デメリットを知った上でご自身に合った治療法を選んでいただくようにしています。

 

 

最終的には患者さんの意思を尊重し、患者さんに寄り添った治療を行うことが大切だと考えております。
また、これまで通り感染防止対策についても徹底し、みなさんが安心して笑顔で来院していただけるような温かい病院づくりを目指して日々精進してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。